2015年5月24日日曜日

トイトイ!

ボレロ本番の二日目が終了して、頭の中を整理中。観に来てくださった方、ありがとうございます!



中には会場に来てくださったのに満席で入れなかった方もいて、心に留めてもらってたことがありがたくも申し訳なくも、ありがたいです。またの機会にお会いできますように。




さて、作品の方はというとフランスの80年代の作品をこうして踊ることができて、色々と学ぶことが多いです。



振付家のOdile Duboc は亡くなっているので、いろいろな事情があって本当は再演することはできないのだそうな。




ただ、教育の枠に限ってこういったtransmissionという形で、昔カンパニーで踊っていたダンサーが振りを渡し、発表することが許されているのです。



貴重な経験だなぁと思うと同時に、フランスならではの考え方や振付家の絶妙な体の理論を体にインプットするのに苦戦。かといって機械になるのではなく、そこに私の個性もおいしくトッピングしなきゃ。



もとあったものをもう一度温めて微妙に練り直す感じ。壊して最初から積み立てるのとは違う感覚。




一人一人がうまくやっても決して全体がうまくいくとは限らない作品。間違ったりしたけどそれでもまわる舞台。舞台の生モノ感を食べ尽くして二日目終了。




しずかちゃんのあの時のこの動きが好き、そういう言葉をもらえて観客も動きをナマモノとしてとらえてるんだよなぁと実感。良いか悪いか、好きか嫌いか、だけじゃなくてダンサーの息遣いや、動きをちゃんと観てるんだよなぁ。



昨日今日と暖かいお客さんの雰囲気を感じて嬉しかった。拍手、カーテンコール、おじぎ、スタッフや振り渡ししてくれたアガット、ステファンへの拍手の促し、一つ一つの動作がやっぱり嬉しい。



今週木曜日、アルビでまだ踊る機会があるからもっと味わいたい。場所の変化も味わいたい。




舞台初日に出演者や演出家にプレゼントを渡す習慣があり、トイトイといいます。あと初日がんばれ!という気持ちを込めてトイトイトイ!と言ったり。



というわけでトイトイに出演者一人一人違う、素敵なノートもらいました。素敵すぎて使いづらい!大事にします。


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