2015年5月31日日曜日

ぼれぼれぼれろとあるあるあるび

トゥールーズ近郊の町アルビでのボレロ、無事に終了です^ ^



これでボレロはひと段落。最後にこのような機会をくださった方々に感謝!ありがとうございました。











(以上全て©Pierre Ricci)









アルビは先日友達と訪れた街。その時も絶景だったけど今回も晴天絶景!!




どうやら青少年センターのような雰囲気で、高校生たちやダンサーに見てもらうことができました。高校生にとっても、私たちにとってもよい機会。




フランスはこんな風にお互いが高め合える場所を見つけるのがうまいなぁと思います。そしてそれを実行する場所がちゃんとある。いいことだよね、ほんと。




これ、そこで撮った最近のお気に入り。笑




楽しい仲間に囲まれて幸せです。今週も乗り切ったぞーーーう






2015年5月24日日曜日

トイトイ!

ボレロ本番の二日目が終了して、頭の中を整理中。観に来てくださった方、ありがとうございます!



中には会場に来てくださったのに満席で入れなかった方もいて、心に留めてもらってたことがありがたくも申し訳なくも、ありがたいです。またの機会にお会いできますように。




さて、作品の方はというとフランスの80年代の作品をこうして踊ることができて、色々と学ぶことが多いです。



振付家のOdile Duboc は亡くなっているので、いろいろな事情があって本当は再演することはできないのだそうな。




ただ、教育の枠に限ってこういったtransmissionという形で、昔カンパニーで踊っていたダンサーが振りを渡し、発表することが許されているのです。



貴重な経験だなぁと思うと同時に、フランスならではの考え方や振付家の絶妙な体の理論を体にインプットするのに苦戦。かといって機械になるのではなく、そこに私の個性もおいしくトッピングしなきゃ。



もとあったものをもう一度温めて微妙に練り直す感じ。壊して最初から積み立てるのとは違う感覚。




一人一人がうまくやっても決して全体がうまくいくとは限らない作品。間違ったりしたけどそれでもまわる舞台。舞台の生モノ感を食べ尽くして二日目終了。




しずかちゃんのあの時のこの動きが好き、そういう言葉をもらえて観客も動きをナマモノとしてとらえてるんだよなぁと実感。良いか悪いか、好きか嫌いか、だけじゃなくてダンサーの息遣いや、動きをちゃんと観てるんだよなぁ。



昨日今日と暖かいお客さんの雰囲気を感じて嬉しかった。拍手、カーテンコール、おじぎ、スタッフや振り渡ししてくれたアガット、ステファンへの拍手の促し、一つ一つの動作がやっぱり嬉しい。



今週木曜日、アルビでまだ踊る機会があるからもっと味わいたい。場所の変化も味わいたい。




舞台初日に出演者や演出家にプレゼントを渡す習慣があり、トイトイといいます。あと初日がんばれ!という気持ちを込めてトイトイトイ!と言ったり。



というわけでトイトイに出演者一人一人違う、素敵なノートもらいました。素敵すぎて使いづらい!大事にします。


2015年5月21日木曜日

ボレロのリハ風景

今週末に踊るボレロのリハーサル風景を撮っていただいたので何枚か紹介しちゃいます♪ (全て©Pierre Ricci)




コツを伝授してもらい中





オリジナルバージョンのビデオをみて研究するポールとクロエ




そんな二人は例えばこんなことをしてる



なんか和む休憩中のジョンレミとエメちゃん



後ろでなまけているわけではない笑




真面目に話し合い




こんなこともしてる





みんなで通し稽古を終えてふぅ...!の風景




というわけでこんな風景に幸せを日々感じながら、一喜一憂しながら、痛い体をマッサージし合いながら踊っております。



そんなボレロは今週22日(金)と23日(土)いずれも19:30〜、トゥールーズのCDCスタジオにて。無料ですが予約推奨のようです。私に言って頂ければチケットご用意しますのでご連絡ください♪



あと2日。ここからどこまで近づけるかな。お客さんに楽しんでもらえるように頑張ります!


2015年5月17日日曜日

アルビ

バカンスがあり、今回はトゥールーズ近郊の街を日帰り旅行するぞ!と決めていた私。



ちょうどそのタイミングで日本から友達が遊びに来てくれました〜みんなありがとう!


というわけでみんなでトゥールーズから電車で1時間のアルビという夢のようにきれいな街へいってきました。



ここは画家ロートレックの出身地ということでロートレック美術館があり、彼の幼少期の絵やパリ時代に手掛けたムーランルージュをはじめとするキャバレーのポスターなどいろいろな作品が見られます。


ロートレックが前から好きでずっと行きたいと思っていたこの美術館。やっと会えた!という作品がたくさんありますます好きになりました。



そこで昔の企画展のパンフレットを売っていたんだけど、なんか見たことあるな?と思ったら






なんと棟方志功の企画展をやっていたみたい。こんなところにきてたなんて。他に書道展などもしたことがあるようです。面白いなぁ。




ここはサントセシル大聖堂。壁や天井一面に隙間なく描かれた細かい絵はこの大聖堂の特徴で、他に類を見ないものなのだそうです。天井の絵は500年前に描かれたまんま。にもかかわらずあまりの青の鮮やかさに口がふさがらず。






ほんとうに大きくて綺麗で重くも軽い独特な空気が流れていて、なんか感動して泣きそうになりました。生きてたら嫌なことも日々大変なこともたくさんあるけど、ここに救いを求めて今までにたくさんの人が癒さてきたのでしょう。





時間がなくて向こう側の街の散策はできず。残念だけどまた今度!



今月終わりにこの街でもボレロを踊ります。本番前の調整、気をぬかずにやったるぞーーーぅ

2015年5月11日月曜日

いえ

1日こもって作業してました。晩御飯はちっちゃい赤カブにバターをぬってポリポリ。夏の匂いのする気持ちいい夜です。嬉しい。



こんな静かな夜があるのも引っ越したおかげ。日本を出るまで快適な家にしか住んだことがなくて、家は大切にしてたけど家のありがたみに気づいてなかった。



フランスでなぜか住むところにあまり縁のない私。追い出されたり、水にさらされたり、色々あったなぁ。何故か笑



家がダメになるとダメになる私。そりゃそうだ。掃除も、洗濯も、お料理も、すなわち健康に食べることも清潔を保つこともできない。安心してねれない。帰るところがない。



快適な、なくならない家にしか住んだことなかったから家がこんなに大切なんて思ったことなかったよ。



もちろんフランスでもどの家も快適なんです。私の城なんです。でも何故か帰れなくなる日が突然やってくる。



そんな中で毎日踊る、勉強する。友達に支えられ相談に乗ってもらいありがたい。踊っている間は集中できる。そんな環境に感謝しつつ、またダンスに救われる。



もちろんフランスの住宅事情が悪いのではなく(確かにかりるのはフランス人でもすごく大変とみんな言うけど)、特に経済力もなく外国人として無理やりこの国に来て住まわせてもらっている以上、あるところでそのしわ寄せが来るのは仕方のないことなのです。そしてその代わり経験が得られるんです。細かいことは書かないけど、日本でもそうだと思います。



何が言いたいかというと、つまりいま安心して寝れて赤カブにバターを塗って穏やかにポリポリできる家があることに本当に感謝したい。そしてあんなに素敵な場所に素敵な実家を建ててくれた両親に心から感謝したい。



そしてあんな家をこしらえることのできた両親を尊敬している。



特に今日は母の日ということで母、いつもありがとう。カーネーションの言葉を贈ります。父もついでにほんとにありがとう。



何かに感謝できるってのもありがたいことで、感謝することのできない人生は辛いです。ダンスをやってから感謝できることが増えて、こころがあったかい。



毎日ダンスできて、本当に幸せです。頑張って早く一人前になります。家族を守れる家をつくれるように。天井までの本棚があって、木の机があって、ソファが置けて、誰が来ても誰といても一人と一匹でも快適なお家。



と、たまにはまじめな話。すべてを楽しもう。明日からは先日告知したボレロの練習再開。気を引き締めてがっつり踊るぞう。



ジャンキーな気分になって作ったハンバーガー。ハムにミモレットチーズ巻いて焼きました。んまかった。

2015年5月10日日曜日

かきかき

昨日から色々思うことがありよい集中が続いてます。ということでなぜか踊るのではなく文章を書き書きしてます。笑 


今思えば昔から書くことや踊ることの方が自然だった。割と何に対しても疑問を持たずに楽しんでできるタイプの人間だと思うけど、何の疑問もなく感覚だけでやってたのはこれだけだったなぁと思います。



何かをする前に不安なこととかいっぱいあるけど踊りはじめればあぁ大丈夫だ、と思える。だからダンスに救われる。



今書いてるものがどう形を変えるのかはわからないけど心からやったことは人の心にも響くから赴くままにやってみよう。




もらいもののあじさいちゃん。少しずつ育ってきてる。早く花咲かないかな〜。


2015年5月7日木曜日

告知と引っ越し/ annonce spectacle et déménagement


突然ですが、5月踊りまーす!

踊るのはOdile Duboc振り付けの"Trois Boléros"(1996) 。直訳すると3つのボレロ、そのうち一番目のpremierを踊ります。


オリジナルバージョンはこちら。


淡々としたリズムの中にある体の音楽性とか、神業なリフトとか、見どころ満載の素敵な作品です。


振り渡しをしてくれたのはこのビデオにも出演しているStéphane Ambert とAgathe Pfauwadel。素敵なダンサーばっかりでこんな風に踊れるよう日々練習中!


日程は5月の

21(木) CDC Toulouse/公開リハーサル
22日(金)、23日(土) CDC Toulouse/公演
28日(木) アルビ/公演

です。お近くの皆様よければいらしてください!詳しくは直接お問い合わせいただければと思います。



Je vais danser le vendredi 22 et le samedi 23 Mai au studio du CDC Toulouse. Le Jedi 21 est général publique et on va aussi danser le Jedi 28 à Albi.


Ce que on a travailler avec Stéphane Ambert et Agathe Pfauwadel est "Trois Boléro" d'Odile Duboc (1996). On va danser le premier version. Je sera très heureuse de vous attendere au studio du 
CDC ou Albi! 

Voici quelque image de la pièce.





衣装合わせも実は着々と進んでいました。快適な衣装をありがとうございます!

C'est l'essayage de costume!



プライベートの方はというと浸水事件から3週間ほど経過。

未だ断水中、そして床を張り替える工事がはじまるらしいので、その間空いている向かいの部屋を貸していただけるとのことでお引越ししました!





引越し距離はドアからドアで3メートル。笑 間取りはほぼ一緒だけど少しずつ違う。快適です。


この引越しのハイライトは洗濯機。なんとなんと色々あってひとりで運びました....!!重いんだよ洗濯機って。ほんと。笑



しばらく洗濯できてなかったし、設置してスイッチを押してやっと動き出した時には嬉しくてガッツポーズちゃいました、ふぅ。



こちらもすっかり落ち着いてます。にゃー

J'ai déménagé à appartement en face car il y avais dega des eaux chez moi il y a 3 semaine! Finalement j'ai déplacé mon machine à laver tout seul....! 

En tout cas mon chat va bien, on va très bien ! :) 




2015年5月2日土曜日

ハダカについて

今週でジャルマナのクラスは終了。アパルテ(一般公開)に来てくださった方々ありがとうございました!



彼女のスタージュはヒントはくれるけど自分たちでひねり出すしかない環境。やるべきことがわかってきたころに二週間のスタージュが終了してしまいました。




今回は裸が衣装の場面があり、ダンサーとしていつかは向き合うんだろうなーとのほほん思っていたハダカとはやくも向き合うことに。




ニュディテ(裸)は話題としてよく取り上げられるけど...今までパフォーマンス中で人が裸になる理由を見つけることはできなかった私。



正直パンツと裸の違いとか、色々謎が多かった。たしかに違うけど、身に迫る明確な理由が見つけられず。



希望者だけ裸になりましょうってことだったんだけど、なんだか"やります!"という気持ちにはなれず裸の人たちの練習を見てた私。




日本人、アジア人だからなのか?個人的な理由なのか?(たぶんどっちも)わからないけど。裸のみんなを見ながら裸に対する疑問がむくむくと湧き上がり、モヤモヤした気持ち。



でもなんだろう、できあがったものを見たら本当に本当に美しくて、うわーーーー裸ってめちゃくちゃ綺麗だなーーーー!!!って純粋に思えました。それに裸の人たちって本当に精神まで自由で、衝撃的でした。




いいなぁという気持ちと、でも...! という葛藤と戦うこと数時間。 ジャルマナならアジア人の私の裸も肉体としてちゃんと配置してくれるかもしれないなぁと思って私もやりたいんだけど遅いかな?と聞いてみたら彼女は嬉しそうにOKをくれました。



色々思うこともあったけど、純粋にやりたいという気持ちになってその理由が美しいから、っていうのはこれ以上ない裸になる動機だったなと思います。だからやってよかった。




というわけで一皮ならず一布むけました。つるん。





そんなアパルテを終えてバカンス初日、友達が音楽ありの素敵なパーティによんでくれました。



今週は公演のついでに朝のレッスンを受けに来ていた素敵なアメリカのカンパニーのダンサーたちとの出会いもあり、出会いに恵まれてました。



やさしい人たちに囲まれて本当に幸せです。感謝感謝。