2015年1月10日土曜日

ガレット デ ロワ と 銃撃事件

稽古始めだった今週。いきなり色々ありました。




稽古始めの日、更衣室に到着したらこんな状態!なんだろうと思ったらカプセルに研修生一人一人の名前が書いてあって中にはチョコが!クリスマスと新年のプレゼントをスタッフの人が準備してくれていたみたいです。粋!




お次はフランスの新年行事、ガレット•デ•ロワを体験。これは1月の間、ガレット(円形のお菓子)を食べるというもので、キリスト誕生の際にお祝いにやってきた3人の王様のお話にちなんだものなんだそうです。




フランスでガレット デ ロワ といえばこのアーモンドペーストが入ったパイですが、




それとは別に南仏では真ん中に穴が空いた、砂糖がまぶしてあるガレットもよく食べられています。これはパイではなくパウンドケーキのようなかんじ。



この行事、ただガレットを食べるだけではなくゲームの要素もあります。ガレットの中にフェーブと呼ばれる天使などを模った小さなプラスチックの人形が入っていて、それが入っていた人は当たり。紙でできた王様の冠をかぶれるんです。



まずテーブルの下に一番年下の人が隠れてどのガレットにフェーブが入っているかわからない状態でガレットを誰に配るか順番に指名します。



今回は最年少のクレーが担当!牛柄のベストがお似合いのおしゃれな女の子です。


みんながガレットを切って"誰に配るの?"と聞き、クレーがテーブルの下から "しずか!"などと答えます。




私は当たらなかったけどちゃっかり被らせてもらいました。実はこの時謎の蕁麻疹が全身に出てたんですが痒がりながらもしっかり全種類食べて、そのあとフランス生活初の救急病院へ。原因はわからずですが蕁麻疹のほとんどは原因不明なものが多いそうですね。やさしいお医者さんに診てもらい、薬を飲んで症状も落ち着きました!





ダンスの方はというとアンネテレサケースマイケルのメソッドに詳しいマークのアトリエを受けています。


マークのアトリエからは数学的な考えで新しい試みをしようとしているのが伝わってきます。それに応えようとみんなで模索した今週。"伝える"要素もあるけど"探る"要素もあり。



来週末の一般公開に向けてこの作業がどう纏まるか楽しみです!




最後に、パリでの新聞社銃撃事件に関して。


たくさんの方が亡くなり、心よりお悔やみ申し上げます。また心配して連絡をくださった日本の皆さん、ありがとうございます。


私はトゥールーズというパリから離れたところにいて、日常生活に支障はありません。トゥールーズの街でも"私はシャルリーだ"と書かれた文字を見かけたりデモも行われています。CDCでは事件の翌日同時刻に犠牲になった方々へ黙祷を捧げました。


フランスに限らず宗教の話題はとてもデリケートなので発言を避けます。すべてをわかっているわけではないからです。



ただ、住民として状況を把握する努力をしていきたいです。私は争いは歴史の大罪だと思っています。宇宙の、地球の、日本に生まれた一人の人間として平和を願ってやみませんし、市民として無視できない問題ですし、ちゃんと問題を知ろうとする努力をする責任があるとほんとに思ってます。その上で、自分なりの考えを持って日々生活していきたいです。



今週ほんといろいろあったな...!
というわけで揺れているフランスですが来週も落ち着いて踊っていきたいです^ ^




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